アイ・アム・レジェンド

今日久々に映画鑑賞に行きました。今回のタイトルは「アイ・アム・レジェンド」。今,大々的にTVでCMが流れてるアレです。
この作品,見終わった後に書店で「キネマ旬報」を読んでから知ったのですが,同じ原作で作られた3本目の映画と言うことで,そういう意味では今のハリウッドでいい脚本が不足しているのをよく表してる作品と言えるのかもしれません。でも,そのほかの2本を私は知りませんし,新鮮な気持ちで見ることができました。
元々ウィル・スミスが好きな私にとって,今回も十分満足できる作品でした。
あることをきっかけに全人類の90%以上が死滅した世界。ニューヨーク(作中ウィルは"Ground Zero"と表現)で,残された人類を救うために尽力するウィル・スミス…
まだ公開間もないので,いろいろ書くのは遠慮させてもらいますが,要所要所でキーになるシーンを彼の夢と言う形で何度かに分けてカットバックで入れていくことで,我々に自然な形で現状を少しずつ,うまく伝えてくれます。このうまさが,2時間と言う幅を有効に使われている印象を与えています。もちろん作品も最近のハリウッド作品の中では最初からエンディングまで満足できるものでした。今年最後に見る映画として,十分お勧めできるものだと思います。
ただ,スムーズすぎた印象もあります。あと20分くらい使ってもう少し中盤から終盤に深みを与えてもよかったかな,と思いました。