遅ればせながら…

F1 LEGEND 81-82(オフィシャルサイトはこちら)の第1回,81年ブラジルGP(津川さんセレクト)を見ました。
番組後半で,時に何かと悪者扱いされるB.エクレストンの話になりました。
『(一部抜粋)F1が有名になったから,大きなメーカーも出てきてるんだ。それを忘れている人が多い。今のF1にステータスがあるから,そこにみんな来るんだ。そのステータスを作ったのが,バーニーであり,コーリン(チャップマン)であり,ケン・ティレルであり,… 略 …まだ(ブラジルGP時点で)予選を通過できないトールマンであり,個人のチームたちがこのステータスを作り上げたんだ。土台になっているんだ。
ところが,そのステータスを作り上げた人たちが地べたに埋まって,大きな山−ステータスという山−ができたところに,大きな会社がドカンと来て,その頂上に上ろうとしている。
それはちょっと早いじゃないかと(思う)。それだったら,その山をもっと大きくする土を運ぶ力も使いなさいよ(と言いたいんだよ)。』(文中の( )内は,私が勝手に言葉の間を埋めさせてもらいました)
F1も(WRCも同様なのですが)プライベーターからワークスの時代へと移ってしまい,80年代の匂いを微かに知っている者からすれば,淋しい限りなのですが…語り継いでいけばいいのだ,と思いました。そのための今回の“F1 LEGEND”という企画なのだ,と思いました。
もし,ここまで読んでくれた方がいらっしゃいましたら,心から感謝いたします。